先日お亡くなりになった漫画家さんのこと、私はなにも分からないのですが、
昔のことを思い出しました。
今回の件とは全く関係のないことなんですけど。
思い出したので書いていきたいと思います。
私、昔おもちゃメーカーで働いていたんですよ。企画部にいました。
色んな漫画のキャラクターのフィギュアやぬいぐるみを作る部署です。
とても楽しいお仕事でした。私も漫画大好きだし、漫画家さんに会えたりして、
凄くテンションが上がるお仕事でした。
アイテムを作るときの流れと言うのは、言うまでもないですが、
漫画が売れてきたら、アイテムを作るという企画が持ち上がり、
出版社さんとおもちゃメーカーとで、製品づくりを進めて行くわけなんですが、
(その際は当然漫画家さんのご意見も取り入れなくてはなりません。当然ですが。)
ある某出版社のお仕事は、そういう流れじゃなかったんですよね。
某出版社っていうのは、まあ、誰もが知っている、主に少年向けの漫画雑誌をだしているあの出版社です。
その出版社の、その少年向けの雑誌の漫画のアイテムを作るときは、
まだ漫画の連載がスタートしたわけじゃないのに、
つまり、漫画の人気がでるかどうか分からないのに、
連載スタートの時期に合わせてアイテムが販売できるように、
見切りスタートでアイテムを作っていくのでした。
私はその時は、その会社でもペーペーの平社員だったので、よくわかっておらず、
こういうものなんだなあ、という感想しか持ちませんでした。
でも、フィギュアとか、アイテム作ったとして、漫画が売れなかったら、
アイテムも当然売れないわけですよ。
在庫が残っちゃったらどうするのかなぁ。大手はそんなのどうでもいいのかなあ。
とずっと思っていたけど、
まあ、なにせ大手雑誌なんで、掲載されたら大体その漫画売れるんですよね。
という出版社の驕りがあったんじゃないかと思います。
その漫画家さんも割と人気の方だったので、新連載も売れるだろうと思っていた、
というのもあると思いますが。
なんとなく不思議だなあ、と当時は思ったものです。
まとまりのない話ですみません。